【対馬名物】観光中に狙ってほしい!一度食べたら忘れられない対馬グルメ「ろくべえ」とは?

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ぷるんぷるんのろくべえ

対馬のろくべえとは?

対馬名物を調査中のみなさん!対馬の「ろくべえ」をついに発見しましたね!おめでとうございます!!

「ろくべえ」とは、対馬のソウルフードの一つ。食感はぷるんとした独特のもの。対馬でしか食べられない対馬オリジナルの郷土料理です。

個人ガイドのときにろくべえの名店の近くを通るときには、お客様に必ずおすすめしています(そしてほとんどお店にご案内しています)

一見麺の色が黒に近い茶色で、お世辞にも美味しそうな色ではありません 笑

でも、そのろくべえが出来上がる過程には、対馬の民の涙ぐましい努力が詰め込まれているのです・・・。

「ろくべえ」誕生ストーリー

ろくべえは、江戸時代に考案された保存食「せんだんご」を原料にした料理名です。

さつま芋が対馬に上陸

江戸時代に対馬に入ってきたさつま芋によって、対馬島民は江戸の飢饉を乗り切りました。

享保の大飢饉のときには餓死者が一人もでないなど、さつま芋は対馬の食糧事情に多大な貢献をしました。人々の命を救った=孝行した、芋だということで

対馬ではさつま芋のことを「孝行芋」、と言いました。

一説には、とある孝行息子がさつま芋の栽培に成功し全島に広めたから、とも伝えられています。

さつま芋は、やせた土地でも冷夏でもよく育ち、調理もしやすく美味しく栄養もあります。

保存食「せんだんご」の誕生

しかし、さつま芋には弱点がありました。さつま芋は腐りやすいんです・・。

さつま芋を何とかして保存食にしたい!と願った島民は、みんなで知恵を寄せ合って、幾重にも手間をかけてでんぷんだけを抽出する「せん」を開発します。

「せん」の由来は、「千(の手間をかけたもの)」と言われています。

「せん」を団子状にして保存食にしたので、「せんだんご」と呼ばれるようになりました。

せんだんごの状態だと、何年ももち、ぬるま湯で溶かすだけで加工がしやすくなります。

ろくべえは、せんだんごを溶かして麺状にしたもの。

対馬の千恵と手間が結集したろくべえ、一度食べてみたくなりましたか?

島原のろくべえとの違い

ちなみに、長崎県の島原にも「ろくべえ」はありますが、そちらは芋の粉と小麦粉を混ぜたものなので原料が違いますね。

一説には、島原から対馬に漁を求めて渡ってきた人が、対馬のろくべえを見よう見まねで島原で作ったのでは?とも聞かれますが、定かではありません。

なぜ「ろくべえ」というネーミングなのか?

ろくべえ=「六兵衛さんが開発したものだ」とか、いろいろ諸説はあるものの、明確な答えに辿り着いていません。対馬の民は、生まれたときからすぐそばに「ろくべえ」があって、そこに何の疑問も挟まずその名前を受け入れてきました(笑)

ろくべえのお味は?

まず、ぷるぷるとした食感が印象的です。ぷるぷる、つるつるとお出汁とともに喉を通ると干し芋のような香りを覚えます。

正直、味はそこまで美味しい、というわけではありませんが、とにかく独特の食感と味です。これは、一度味わってほしいですね!

もともとが保存食ですから、味よりも栄養が優先だったのでしょうが、特に女性から大好評なんですね。

なぜかというと、素朴で身体に染み渡る優しいお味・・・ろくべえはどんぶり鉢で提供されますが、女性でもぺろりとたいらげてしまいます。

初日にろくべえをご案内したお客様、次の日も「あのろくべえをもう一度!!」とおかわりリクエストされて、二日ともにろくべえのお店に向かうなんてことも一度ではありません。

それほど、ろくべえの魅力と破壊力たるや・・・ほんと、おすすめです~

ろくべえの名店「らん亭」

対馬の食事処や、郷土料理を出す飲食店に行けば大抵はメニューにあります。

家庭料理ですのでそれぞれに味があり、それはそれで良いのですが。

特におすすめのお店は、厳原町内山地区にある「らん亭」さんです!

実は、YOUTUBEでろくべえを食べる機会があって、1度でらん亭さんのファンになりました。

ここのお出汁がとっても美味しいんです。。ろくべえもぷるんぷるんで。

ろくべえ単品は、700円くらいですが

おすすめは「ろくべえセット1,300円」対馬のお刺身と小鉢、ご飯とろくべえがセットになっています。

あと、らん亭のご主人がとってもきさくな方で、店内にかかる写真なども思いのあるものを飾っていますので、タイミングを見て話しかけてみてくださいね!

ひのき山荘対馬からは車で20分程度、あゆ戻し自然公園のすぐ近くです。

もしも「らん亭」さんに辿り着けたら、「せりにゃんから聞きました!」とご主人に声をかけてみてください。もしかしたら何かいいことあるかもしれませんよ!

まとめ

今日の記事は参考になったでしょうか?対馬観光のヒントになれば嬉しいです!

当宿泊施設「ひのき山荘対馬」は、「友達の別荘に来たかのような気楽さ」を味わえる一棟貸切型コテージです。島旅を対馬で満喫したい方にぴったりのお宿ですので、ぜひご検討くださいね!

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