対馬の春ってどんな感じ?春の対馬で観光するならどうまわったらいいの? 対馬の観光ガイドがおすすめ観光コースをセレクトしてみました!
春の対馬、どんな状況?
対馬の春(3月~5月)は、どんな状況なのでしょうか?項目別にまとめてみました。
気温
対馬の気候は東側と西側で違います。風が穏やかなのは東側。島の西側はGWくらいまでは西風が強く、体感温度が寒いです。 観光の拠点となりやすい厳原中心部は東側ですので、厳原を基準にすると4月の最高気温は15度くらい、最低気温は12度くらいです。釜山からジェットフォイルが着く比田勝港も東側。
黄砂・PM2.5
春の九州北部は黄砂やPM2.5が大陸から流れ込んできますので、遠くの景色がかすみがちです。特にPM2.5が多く飛散する日はなるべく外に出ない方がよいでしょう。
花粉
対馬は植林が森林全体の35%を占めており、杉やヒノキが多く植林されています。 花粉症の方のこの時期の対馬観光は辛いかもしれません。。
桜の開花時期
対馬の桜(ソメイヨシノ)の季節は4月上旬です。対馬は山桜や河津桜も多いので、種類を問わなければ長く鑑賞できるでしょう。
新緑の時期
対馬の新緑はGW頃からが見ごろです。対馬で山が一番綺麗な季節は、この新緑の時期です!
ツシママムシに注意
通常のマムシは血清がありますが、ツシママムシの血清はないので、万が一嚙まれると危険です。ツシママムシが出てくるのは3月下旬からです。噛まれると命に関わりますので見かけても近寄らないようにしましょう!
春の対馬グルメ
たけのこ、山菜、わかめ、あおさ、いちご、貝類などが地元スーパーで出回ります。自生よもぎで作った草餅も、家庭で作るところがあります。
春の対馬観光ポイント
春の対馬ならではの観光ポイントをピックアップしてみました!
玄海つつじを鑑賞
玄海つつじとは、対馬などの玄界灘周辺の地域に自生するツツジで、普通のツツジよりも背丈があり、薄いピンクの花を咲かせます。葉よりも高く花が咲くので、山の中でも目立ちます。
玄海つつじの開花時期
玄海つつじの見ごろは普通のツツジよりも早く、3月頃になります。日陰に咲くツツジなら、4月まで咲いていることもあります。
玄海つつじのお花見スポット
一番見応えがあるのは、あそうベイパークの奥、バンガローエリアの山沿いに玄海ツツジが群生しています。地元のボランティア団体が玄海つつじの植栽を進めています。玄海つつじは、岩肌に咲くので、よく見ると浅茅湾の岸壁にちらちらと咲いているのがわかります。トレッキング中にも玄海つつじの花に遭遇します。
ヒトツバタゴを鑑賞
ヒトツバタゴとは、大陸性の樹木で春に白い可憐な花を咲かせます。対馬鰐浦地区ではヒトツバタゴが多く自生しているので、満開になると山全体が白く輝き海を照らすことから「うみてらし(海照らし)」とも、樹木部分がとても堅く「ナタオラシ(鉈折らし)」とも呼ばれます。「ナンジャモンジャ」という異名もついています。
ヒトツバタゴの開花時期
4月中旬~4月下旬が見ごろ。桜と同じように一斉に咲いて、あっという間に散るので鑑賞タイミングが非常に難しいです!
ヒトツバタゴのお花見スポット
山肌一面に咲くヒトツバタゴが見えるのは鰐浦地区の韓国展望台ですが、2023年3月末まで、韓国展望台のリニューアル工事のため立ち入り禁止になっています。なので、2024年のヒトツバタゴシーズンは韓国展望台に入れる・・かもしれません。もし、工事が延期になっていたら、鰐浦地区に入って山を照らすように咲くヒトツバタゴを鑑賞しましょう。
また、一部の国道沿いにヒトツバタゴを植林しているので、移動中に鑑賞できるかもしれません。
白嶽トレッキングシーズン
冬から春先の3月中旬にかけて、白嶽トレッキングにチャレンジするのに良いタイミングを迎えます。暖かくなると対馬マムシと遭遇するリスクが高まります。
神社仏閣巡りに最適
対馬の神社仏閣は自然豊かな場所にありますので、虫が出る前の神社巡りはベストシーズンと言えます。
砲台・灯台巡りのベストシーズン
対馬の砲台・灯台はたくさんありますが、どれも山の中をひたすら歩くので、春の時期はおすすめです。移動中に滅多に見られない野鳥に遭遇するかも?
対馬は5月まで寒い!冷えたら温泉を活用しよう
対馬は大陸から冷たい風が吹くので、九州といえど5月中旬までは寒いです!春の対馬観光は冬と同じくらいの服装で準備しても良いと思います。また、対馬には上・中・下エリアに日帰り温泉施設がありますので、うまく活用してくださいね。
3月~4月の対馬観光コース1泊2日(日・火出発以外)
ヒトツバタゴと玄海つつじと桜がギリ同時に鑑賞できる?と思われる観光コースを作成してみました!
ただし、各観光スポットは定休日が設定されていますので、事前に確認くださいね。下記のコースは日曜・火曜出発以外がおすすめです。
10時空港着、10時半レンタカー出発
都市圏内から早朝に出発すると、対馬空港に朝10時台に到着可能です。前もってレンタカーを手配しておきましょう。
鶏知エリアでお弁当を購入もしくは昼食
空港近くで早めのランチタイムを済ませておきましょう。北部エリアは意外にランチにぴったりのタイミングがないんですよね~~
あそうベイパーク
鶏知エリアから車で20分ほど北上したところにあそうベイパークがあります。この公園敷地内奥に玄海つつじが咲き誇っています。また、公園内でも桜がたくさん植えられているので、タイミングが良ければ桜も鑑賞できます。
天気がよければ、ここで鶏知エリアで購入したお弁当ランチでも良いと思います。
その手前でお馬さんを見かけませんでしたか?あそうベイパークでは対馬のお馬、対州馬とふれあうことができます(月・木定休)時間に余裕があれば、お馬さんに乗ったり、餌やり体験ができます。
野生生物保護センター
あそうベイパークから北上すること1時間、つしまヤマネコが見学できる野生生物保護センター(月曜定休)でヤマネコの生態をみてみましょう!ここは入場時間が16時までなので、留意しておきましょう。
ここでしか入手できないアイテム
野生生物保護センター(通称:ヤマネコセンター)では、ヤマネコグッズが置いてます。おすすめは、100円寄付するともらえるヤマネコクリアファイル、1000円のヤマネコ手ぬぐいがかわいいです!
異国の見える丘展望台
やまねこセンターから比田勝エリアに北上するときに立ち寄れる韓国展望スポット。春先は霞(黄砂?)がかかって見える確率は高くないですが、チャレンジしてみましょう!
比田勝エリアに宿泊
比田勝エリアに宿泊します。比田勝港周辺に飲食店が集まっています。
三宇田浜でビーチコーミング
春の対馬の海岸沿いは、薄い貝殻が踏まれずに残っています。きれいな桜貝を拾ったら、とってもラッキー!!日本の渚100選に選ばれた天然の白浜「三宇田浜」で朝の散策を。
渚の湯でほっこり
三宇田浜のすぐ横に、市営の温泉施設「渚の湯」があります。朝10時オープンですが、泉質がとろりとしていておすすめ。冷えた身体をここで温めて、リフレッシュしましょう。
鰐浦でヒトツバタゴ鑑賞
渚の湯から車で10分程移動したところに、鰐浦地区があります。ヒトツバタゴの花が咲いていたら午前中に立ち寄りましょう。
比田勝エリアで穴子ランチ
鰐浦から15分程移動して、比田勝に戻り、名物の穴子ランチをいただきましょう!
すし処慎一さんと島めしや北斗さんは同じ系列(サイトはこちら)なので、絶品穴子がどちらもいただけます。
15時に対馬空港着
16時に対馬空港を離陸するためには、遅くとも15時半には空港に着いておくと良いでしょう。レンタカー返却は飛行機出発の1時間前くらいがベスト。空港2階でお土産が購入できます。
まとめ
今日の記事は参考になったでしょうか?対馬観光のヒントになれば嬉しいです!
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