【対馬のお土産】真珠の品質は古代から最高だった!対馬産本真珠を現地価格で入手する方法

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対馬は日本有数の真珠の名産地って、ご存知でしたか?実は対馬は、長崎県内で断トツトップの真珠の生産高を誇ります。

ここでは対馬の真珠に着目して、真珠の歴史から対馬の真珠を思い出やお土産にするための地元情報を目的別にまとめてみました。

真珠に関する情報をもとに旅行計画に組み込んで、対馬で良い真珠に巡り合ってほしいです!

世界から渇望されている日本の天然真珠

真珠について調べてみたら、私たちが普段見慣れている真珠の輝きは、世界の憧れそのものでした。

詳しくは下の参考記事にリンクをはっていますので、興味のある人は覗いてみてくださいね。

その中から抜粋してお伝えすると、真珠は、古代は「宝石の女王」と呼ばれる貴重なものでした。真珠の産地は東洋のもの、というイメージが強く、特に日本は「真珠天国」と呼ばれるに相応しい高品質な真珠を大量に生み出す国でした。

クレオパトラや、王国の女王クラスの高貴な女性が天然真珠を身に着けて気品を漂わせていたのです。

日本でも、伝説の女王卑弥呼が身に着けていたと言われており、奈良の正倉院に真珠の装飾が施された宝冠や刀が保管されているそうです。

中でも驚いたのが、対馬の神社に多くでてくる神功皇后のエピソード。竜宮で真珠を得た、と伝えられているそうです。

今でも対馬の浅茅湾では真珠が育っているのですが、浅茅湾の一番奥に竜宮があったと伝わる和多都美神社があるのです。神功皇后が得た真珠とは、対馬の真珠のことなのかも・・!

上は、和多都美神社を海から撮った画像。すでに竜宮ぽいですよね。

この海が浅茅湾と呼ばれる真珠の一大産地。

今では神戸を通じて世界中に日本の天然真珠が輸出されています。

もちろん、毎年たくさんの真珠が対馬から神戸に出荷しています。次は対馬の真珠についてみてみましょう。

古代から特産品だった対馬真珠

対馬の上島と下島のあいだにある大きなリアス式の湾が浅茅湾(あそうわん)です。ここに、もともと天然の真珠貝(アコヤ貝)がいました。

対馬に雨が降ると、周囲の山々から山の栄養分とともに小石が浅茅湾に流れ込み、それを偶然にアコヤ貝が貝の内側に取り込むと、小石が核となりやがて真珠に育ちます。山の栄養分と雨水が浅茅湾に流れ込むことで、浅茅湾内は自然と淡水と海水が混じる汽水状態になります。これが、貝が育ちやすい環境を自然に生み出しています。

このようにしてできた昔ながらの天然の真珠は、7世紀頃までは朝廷に献上されたり、大陸との交流に使われてきました。

日本最古の銀山ができてからは銀が特産に

対馬のかつての特産品だった真珠は、7世紀後半に発掘された日本最古の銀山(!)が対馬にできたことにより、銀にとって代わられました。

対馬の対州銀山は江戸時代に全盛期を迎え、対馬の特産は「銀」というイメージがつきました。

もちろん、真珠もずっと生み出し続けましたけどね・・。

というわけで、対馬の真珠は浅茅湾の中で今でも長崎県内で桁違いに生産しつづけています。

真珠の養殖技術が明治時代に伝来

現代の真珠は、三重県の英虞湾で明治時代に開発された養殖技術をもとに生産されています。対馬にも養殖技術はすぐに伝わりました。

真珠の名産地と言えば、三重県が有名ですが、長崎県も2021年には真珠の生産高が全国トップになったことがあります。つまり、対馬も真珠の名産地の一つ、と言えます。

しかも、対馬の真珠は粒ぞろいで、「花珠(はなだま)」と呼ばれる最高クラスの真珠を毎年作っています。かつて、一粒で1700万円の花珠を対馬で出したことがあるそうです。

世界に名だたる「MIKIMOTO」や「田崎真珠」に使用されている真珠の一粒一粒には、人知れず対馬出身の真珠が混じっているのだとか。

対馬真珠入手ルートは3つ

世界的に真珠への需要が高まりつつある中、国内の真珠生産量はだんだん落ちてきています。一つは海中環境の変化(水温が下がらないなど)により、病気が発生しやすく、生産リスクが高いことと、真珠生産に携わる人が減ってきている(人手不足がここにも・・)のです。

そんなわけで、真珠の値段は年々上がり続けており、天然真珠が入手困難になってきています。

真珠の名産地対馬に訪れたからには、真珠を持ち帰りたい・・!と思ったあなたに、対馬真珠を入手するための方法を3つご紹介しますね。

花珠真珠

「自分用に一つ、本物の真珠を現地価格で手に入れたい!」と思われた方、対馬島内に高級真珠が並んでいるショーケースを覗いてみてください。

数十万円クラスの真珠ネックレスが並んでいる場所があります。

それは、美津島町にある対馬グランドホテルのラウンジ前のショーケース。そして、(手前みそで恐縮ですが)貸しコテージひのき山荘対馬にも、声をかけていただければお見せできます。

真珠の値段が上がり続けていますが、値段を変えずそのまま陳列していますので、お買い得です。

対馬空港2階の売店にも真珠が陳列されています。

自分用・大切な人へのギフト

ショップのお土産コーナー

普段使いできるようなパールアクセを、という方は、島内のお土産ショップなどのショーケースで数千円クラスのアクセや真珠を使った小物が販売されています。島内の手先の器用な女性が手作りで出している真珠アクセです。

画像のお店は、比田勝地区にあるCafe tsushima内のお土産コーナー。使われている真珠は全て対馬産本真珠です。

真珠の加工体験

自分で真珠のアクセサリーを作りたい!方は、上対馬エリア比田勝地区にあるこちらで。

厳原地区は、(またまた手前味噌で恐縮ですが・・)ひのき山荘対馬でご予約を受け付けています。

予算をよく聞かれるのですが、真珠のお値段がグレードによって違います。一粒700円くらいから選べるのと、アクセサリーの部品と体験料(500円)の合計金額がお支払金額になります。

グレートの高い真珠を選べば、一粒ネックレスが1万円くらいのものが完成します。ご参考にされてくださいね。

また、比田勝地区と厳原地区にそれぞれ1店舗ずつある「MADO」さんでも、真珠の加工体験を行っています。販売ページをこちらでご紹介しますね。

お土産用に

対馬産本真珠が6種類のアクセサリーになってランダムで出てくる「真珠ガチャ」が、対馬で一番人気のお土産だそう。そのお値段なんと1000円!

聞くところによると、島外でも真珠ガチャは置いているそうですが、それらは「人工パール」が使用されていて、本真珠が使用されているガチャは対馬だけ、だそうです。しかも、値段変わらず!

なので、対馬に来たらガチャをしたほうがいいですよー!と、ガイドとしておすすめしています(笑)

一粒ネックレス3種、イヤリング、指輪が出てくるのですが、イヤリングが出てきたピアス派の方は売店スタッフに声をかければピアスと交換してくれます。

また、ガチャ玉の中には保証書も入っています。

これを何回かまわして、家族や友人へのお土産にする人が多いです。このガチャが置いてある場所(2024年2月時点)をご紹介しますね。

真珠ガチャ設置場所

下対馬エリア(厳原町・美津島町)

ふれあい処つしまの「観光の間」前

厳原ショッピングセンターティアラ2F「日本観光 物産館」売店内(オリジナルデザイン)

厳原港売店内

対馬空港2F売店内

万松院売店(万松院オリジナルデザインでネックレスのみ)

上対馬エリア(上対馬町・上県町)

・比田勝港そば「Cafe tsushima

対馬の他のお土産については、こちらの記事もご参照くださいね。

まとめ

今日の記事は参考になったでしょうか?対馬観光のヒントになれば嬉しいです!

当宿泊施設「ひのき山荘対馬」は、「友達の別荘に来たかのような気楽さ」を味わえる一棟貸切型コテージです。島旅を対馬で満喫したい方にぴったりのお宿ですので、ぜひご検討くださいね!

ひのき山荘対馬について知りたい方はこちらへ。

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貸しコテージひのき山荘対馬では、壁、天井、柱に対馬産ひのきを使用しています。対馬産ひのきの香りと静かな空間が、まるで対馬の大自然の中にいるように、ご宿泊のお客様の快眠と癒しをお約束いたします。対馬観光の際は貸切コテージひのき山荘対馬をご利用ください。2泊以上は直接予約がお得です。

また、管理人せりにゃんは対馬観光ガイドも受付中です。

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